インフルエンザの菌を抑える効果がある薬リレンザについて説明する医師

一昔前にはインフルエンザ治療に効く薬がなく対処療法などで治していく手段しかありませんでした。しかし今日の医学の発達などでリレンザなど抗インフルエンザ治療薬が出てきて、体内で増える菌を抑えてくれます。そんなリレンザについてご紹介します。

インフルエンザと抗インフルエンザ薬品リレンザの説明

インフルエンザとは、インフルエンウイルスが気道の粘膜細胞に侵入し増殖することによって引き起こされる感染症です。インフルエンザにかかると38~39℃以上の急激な発熱、体全体のだるさや、頭痛・筋肉痛・腰痛・関節痛などの症状が強くあらわれ、あわせて鼻水、咳、のどの痛みなどの症状もみられます。

インフルエンザウイルスの増えるスピードはとても速く、たった1つのウイルスが24時間後には約100万個に増えるといわれています。インフルエンザウイルスの潜伏期間はわずか1~2日で、症状が出てから48~72時間後に最も数が多くなります。従って、ウイルスの量が最大になる前、つまり症状が出てから48時間以内に抗インフルエンザ薬を使って増殖を抑えれば、病気の期間を短くし、症状の悪化を防ぐことができます。

抗インフルエンザ薬品リレンザは、専用の吸入器を使って吸入することで気道に直接薬がとどまって、体内でのインフルエンザウイルス増殖を抑えるお薬です。先ほどの理由からリレンザは、発症から48 時間以内に開始する必要があります。適切な時期に開始すると、発熱期間は通常1~2 日間短縮され、鼻やのどからのウイルス排出量も減少します。お薬を受け取ったらできるだけ早く最初の1回分を吸入してもらう必要があります。

リレンザ吸入薬は、1日2回・5日間にわたって吸入します。1日目の吸入する間隔が短い場合に関しては、アメリカのリレンザ添付文書にて『少なくとも2時間以上の間隔をあける』と記載されているので、少なくとも2~3時間の間隔をあける必要があります。薬を使えば2~3日で症状が軽快することもありますが、この段階ではまだウイルスは体内にたくさん残っています。この時点で薬を自己判断で中断してしまうと、ウイルスが薬に対して「耐性」を持ってしまい非常に危険です。従って、リレンザは必ず最後まで使い切るよう説明する必要があります。